アフターサポート
お葬式後のグリーフケアと心のデトックス
グリーフケア
喪失と立ち直りの思いとの間で揺れる時
死別を経験しますと、しらずしらずに亡くなった人を思い慕う気持ちを中心に湧き起こる感情・情緒に心が占有されそうな自分に気づきます(喪失に関係するさまざま思い:「喪失」としてまとめます)。また一方では死別という現実に対応して、この窮地をなんとかしようと努力を試みています(現実に対応しようとする思い:「立ち直りの思い」としてまとめます)。この共存する二つの間で揺れ動き、なんとも不安定な状態となります。同時に身体上にも不愉快な反応・違和感を経験します。これらを「グリーフ」と言います。グリーフの時期には「自分とは何か」「死とは…」「死者とは…」など実存への問いかけをも行っています。
このような状態にある人に、さりげなく寄り添い、援助することを「グリーフケア」と言います。?
人生における危機を、回復をもたらす力(レジリアンス)となる転機に
大切な人を亡くした時の悲しみが、深く複雑なものとなりやすい現代に生きる私達です。それは悲しみに寄り添う人の存在感が薄れたためです。
実際、死別経験者は、感情にふたをしてしまい十分に悲しむことができずに、長年にわたる未処理感を燻(くすぶ)る人と、また一方では、予想を超えるような感情のゆさぶりに苦しむ人々がいます。今後は後者のような方が増えていくかもしれません。
この苦痛の期間とは、まさに“人生危機”の時期にあたりますが、キチンと対処がなされれば、発想や生き方までも変えうるような個人のパラダイムシフトへとつなぐエネルギーを秘めてもいる大切な時でもあるのです。
死別を経験しグリーフに陥り、突然不慣れな環境におしこまれた時に、じっくりと繰り言を傾聴してくれる人、さりげなく寄りそうサポート・ケアは大変心強いものです。サポートにより自ら進むべき道を確認するきっかけになります。これらの援助を「グリーフケア」といいます。人生の節目において、「苦境はチャンスだった」と後々思えるようにお力添えができるケアを目指したいと考えております。
【一般社団法人日本グリーフケア協会サイトより抜粋】
心のデトックス
人は涙を流すとき、こめかみのあたりが震えます。それにより、セロトニンという脳内物質が分泌され、大脳辺縁系という喜怒哀楽を司る部位に影響を与えるそうです。この際、人間の自律神経が交感神経優位から、副交感神経優位に変わります。副交感神経が優位になることで、気分がリラックスしたり、ストレスを解消する効果が現れるそうです。
たくさん涙を流すほどストレスが解消し、心の混乱や怒り、敵意も改善する事が研究で分かっているそうです。
悲嘆からの立ち直りの一助として
悲嘆からの回復は一人ひとり違って当然です。悲嘆からの回復に早いも遅いもありません。涙を流す心のデトックスにはグリーフケアの側面もあるとルピナスホールでは考えます。
YouTubeに上がっている泣ける動画を集めました。皆様の一助となることを願っております。